昆虫語は翻訳できるのか

’Du Iz Tak?’ Carson Ellis の日本版と台湾版。

台湾版では、虫たちが漢字でしゃべってる。

日本版の『なずず このっぺ?』(フレーベル館)は、話す音の感じもいいし、タイトルはもとより本文のフォントも遊び心がある。


なずず このっぺ?

なずず このっぺ?

Du Iz Tak?

Du Iz Tak?

(追記)ドイツ版 'Wazn Teez?' も入手。

どこの国の言葉でも無いはずの昆虫語が、同じアルファベット圏内で訳せるというのが面白い。
このほかに、
フランス 'Koi ke bzzz?'
イタリア 'Te to té?'
スペイン '¿Mau iz io?'
ポルトガル 'Ke Iz Tuk?'
オランダ 'Kek iz tak?'
デンマーク 'Ma æ dat?'
版があるようだ。
(追記)スペイン語版 ¿Mau iz io? を入手。虫たちがムニャムニャ言います。
f:id:fujitam3:20190528195822j:plain
f:id:fujitam3:20190528195837j:plain
(追記)さらに、フランス語版とイタリア語版を入手!
f:id:fujitam3:20190617202333j:plain
(追記)とうとう簡體書版『哆悉噠?』も入手。
 繁體書版『嘟伊答?』と、虫たちが二種類の漢字で話します。
 音だけでなく、漢字にはそれ自体に意味がつく場合もあり、訳者のセンスが感じられます。面白い!
f:id:fujitam3:20190619212813j:plain
f:id:fujitam3:20190619212830j:plain
f:id:fujitam3:20190619212851j:plain