ビワ香る

ビワの花、暮れからだらだらとずっと咲いている。いい香りがする。

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ビワの種には野望がある。食べたあと種を蒔きたくなるのは、そのためだ。そして発芽して大きくなって、また実を成らす。やがて、街をビワの木で埋めつくし、ビワシティへと変貌させるのだ。ほんのささやかな野望である。#マイクロノベ

このビワの木も、野望の一環です。

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水栽培

内水耕用冬咲アイス球根、咲き始めました。

ミニ水仙・テータテート

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ヒヤシンス・スプレンディットコーネリア

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 (追記:1/15)一日で咲き進む。

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 (追記:1/18)だいぶ上まで咲きました。しかももう一つ上がってきた。

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(追記:1/20)上まで咲ききった。

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(追記:1/31)2本目の蕾も咲き始めた。

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ウラモジタテハ

ウラモジタテハ見てきた。88(スペイン語で、オチェンタイオチョ)とか、89(オチェンタイヌエベ)とか。80もあるように見える。

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この羽に数字を描いた蝶が舞うとき、世界は計算をしているという。そのほんの一部が可視化されているのだと。だからあまり採らない方がいい。そう教えてくれた教授は、我々はその結果だからとも語った。

#マイクロノベ

バクダンの実

風で木の実がたくさん落ちてます。

先日のサイカチの実。 

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モミジバフウも。

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これが「バクダンの木」の実だ。そういう空想世界に紛れ込んで、本気で投げあって遊んだ小学生の日々。バクダンの実の生成過程も図解した。だが歳月はそれを無力化し、いま見るこの実は不発弾ですら無い。
#マイクロノベ
 

シャコバサボテン

暮れに買ったシャコバサボテン、いい色に咲きました。

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デンマークカクタスなんて名前より、蝦蛄葉(シャコバ)サボテンって呼んだ方がなんとなく美味しそうじゃない。年の瀬に花屋の前を通るたび、酔っぱらってそんなことを言っていた人のことを思い出す。

#マイクロノベ

続々・マイクロノベル

芽生えのしずくの中に、朝露に濡れる麦畑が映る。一滴の麦畑は、どすんと落ちて地中へと吸い込まれていく。一滴の麦畑は、陽が射すと昇華して天へと昇っていく。だが手に取ると、もはやそこに麦畑はなく、芽生えを育てる水へと化ける。

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水栽培で咲いたあとのヒヤシンスを土に植える丘がある。そうすると翌年以降も咲いてくれる。そこは昨年、一昨年、その向こうには十年前、百年前……さらに丘の向こうには、千年前、一万年前のヒヤシンスも咲いているというが、見に行った者は帰ってこない。

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