百日紅

サルスベリが咲き始めました。夏ですね。
よく見ると、フリルになった六枚の花びらが、ひも状になった部分で花の中心からつながっていて、なかなか不思議な形をしています。
花の中心には黄色い雄しべがたくさんあり、その回りに長く伸びて曲がったものがいくつか見えます。
これが雌しべかと思ったら、一本はそうだが、残りは雄しべだそうな。サルスベリには雄しべが二種類あり、虫が鮮やかな花びらと中心の黄色い花粉に引き寄せられて来たところを、この長く伸びた雄しべで背中にも花粉を付けられ、それが雌しべに受粉するようにできているらしい。巧妙な花の構造に驚く。