四年に一度咲くという五輪花、去年は病気が出たとかで一年遅れで咲いたのを大勢の人が見に来ている。まあ、そんな立派な花でなくても、雑草扱いされるヤブガラシでも、花を咲かせるというのはけっこう大変なのだ。ちゃんと蟻が様子を見に来ている。
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近頃、夜中に空き地からなにやら大声が聞こえてくる。どこの言葉か、何をしゃべってるのかわからない。夜は怖くて見に行けないが、昼間に空き地見てみると、こんなものが生えていた。それも、日に日に数が増え、大きくなっている。人間じゃ無くて安心した。
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お手玉に入れるジュズダマが花咲くとき、願いごとをしたジュズダマを入れて作ったお手玉で遊ぶと、その願いが叶うという。そんな世界になりますように。
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麋角羊歯（ビカクシダ）の名前にある「麋」というのは空想上の大鹿だそうな。その角に形が似ているというのか。そう知ってしまうと、ビカクシダの影の向こうから「麋」の足音が聞こえてくる。ほら、そこに隠れてる。
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百万本のヒマワリ畑の中で、たった一本だけ振り返る花に、どうにも親近感がわいてずっと眺めていた。ぼくがヒマワリだった頃も、あんなに風に咲いていたから、来世は人間だよと送り出されたのが昨日のことのようだ。
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外へ出るときに暑いので影用スプレーを手に入れた。強い陽射しの影に吹きつけると、影が薄くなって涼しくなるらしい。その分、光が弱くなるのかと思いきや、自分の光の透過率が上がるのか。え、ちょっと透けてる？
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